【栄養課】食中毒予防
【2022年06月23日】
暑さが日ごとに増し、活発な梅雨前線が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
栄養課で提供しているお食事には、南蛮や梅ゼリーなどこの時期に
ピッタリなさっぱりとして食べやすいメニューも登場しています。
今の季節に気をつけなければならないのが「食中毒対策」です。
今回は「食中毒」について、少しお話しさせて頂こうと思います。
食中毒の主な原因である細菌は、気候が暖かく、湿気が多くなる梅雨から夏にかけて活発に増殖します。
主な食中毒の原因物質はノロウイルス、腸管出血性大腸菌O157、カンピロバクター、サルモネラ、アニサキスなどです。
皆さんも一度はニュース等で耳にしたことがあるのではないでしょうか。
食中毒は、かかってしまうと腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状が現れ、時には命に関わることもある恐ろしい病気です。
しかし、食中毒は私たちの努力次第で予防することができます。
「食中毒予防の三原則」を確認してみましょう!
〇食中毒予防の三原則
①つけない
調理、食事前は手を洗う。
肉魚を切ったまな板や包丁は洗剤でその都度洗浄する。
器具を使い分ける。
②増やさない
低温で保存する(冷蔵庫は10度以下、冷凍庫は15度以下)。
冷蔵庫は7割程度とし、詰め込みすぎない。
作ったら早めに食べる。
③やっつける
中心部まで十分加熱する。
器具は熱湯や台所用漂白剤で消毒する。
みなさんもご家庭で食中毒予防の三原則を取り入れてはいかがでしょうか?
当院は食品衛生管理の優秀施設として表彰を受けています。
安心安全な給食のため日々、掃除サイクルメニューを用いて調理室内をくまなく清掃しており、開院35年経った現在でも清潔な調理室を保持できています。
また年に1回、部署内で食中毒勉強会を開催し、調理従事者として食中毒の意識を高められるよう努めており、今月も3回に分けて勉強会を行ったところです。
私は入職1年目の管理栄養士ですが、栄養課一同の思いである、「安心安全なお食事を提供し、お食事の時間を楽しんでいただきたい」という強い気持ちにならって、栄養課の一員として精進していきたいと感じました。
今後も安心安全な給食提供のため衛生管理の徹底を心掛けていいきたいと思います。