ごあいさつ
迫田病院は2023年10月に創業37周年目を迎えました。社会医療法人耕和会は総合医療を目指して参りました。24時間365日、ゆりかごから墓場まで、欠損する部分の穴埋めを目指し救急から終末期医療、地域保健活動や健診、介護事業や在宅支援など、地域で包括的な支援に取り組んでいます。医学の進歩は日進月歩ですが老化を食い止めることはできません。それが及ばない難病も生活の困窮も地域住民を不安にします。それが不満を誘発し医療福祉従事者に大きな負担を強いています。
私たちの合言葉は「鬼手仏心」です。専門分野でそれぞれの技術を研き、そして患者さんと利用者さんやご家族の心に耳を傾けて観察する、声掛けをしてお互いに許し合う、そして患者さんに学び慈悲の心を培うのです。「微笑みは最高のお化粧」です。そう念じています。
社会医療法人耕和会 理事長 佐々木(迫田)万里代(ささき まりよ)
略歴
平成15年 大分医科大学医学部医学科卒業
平成21年 慶應義塾大学大学院医学研究科(内科学専攻)卒業(医学博士)
平成15年 慶應義塾大学医学部 内科学教室入局
平成17年 慶應義塾大学医学部 内科学教室(腎臓・内分泌・代謝内科)
平成20年 日本学術振興会特別研究員(~2010年3月)
平成22年 慶應義塾大学医学部 内科学教室(腎臓内分泌代謝内科)助教
平成22年 平塚市民病院 内科医長
平成23年 Baker IDI Heart and Diabetes Research Institute(Post doctoral Research Fellow)
平成24年 特定医療法人耕和会 迫田病院 内科
平成24年 社会福祉法人 特別養護老人ホーム城ケ崎小戸の家 嘱託医
令和 5年 社会医療法人耕和会 理事長
令和 5年 社会福祉法人耕和会 理事長
専門分野
腎臓・高血圧・内分泌代謝疾患・生活習慣病・一般内科
所属学会・専門医
日本内科学会認定医・日本腎臓学会専門医・日本透析医学会専門医・日本抗加齢医学会専門医・日本医師会認定産業医
令和5年11月、初代理事長の遺志・精神を引き継ぎ、理事長に就任致しました。
耕和会は1989年(昭和62年)10月2日、外科医である迫田耕一朗初代理事長により開設されました。 大淀川を一望できる悠々としたこの城ケ崎の地に思いを馳せ、迫田病院を開院。 鬼手仏心の言葉に込められた慈悲の心を持ち、自分だったらどうしてほしいだろうかということを考え、欠損部分を補完しあえるような関連施設・事業を付設して参りました。
耕和会には現在、医療・介護・福祉、地域の皆様の生活に密着した8事業所と、関連法人には社会福祉法人耕和会特養城ケ崎小戸の家がございます。 子どもを育てる職員にとっても働きやすい職場環境を整えるため、開院から間もなく院内託児所を開設。1996年より24時間体制で園児をお預かりしています。2017年には県内第1号の事業所内小規模保育園として認可され、迫田病院ほほえみ保育園となりました。 0歳のあかちゃんから100歳を超えられたご高齢の方まで、命を繋ぐ交流が耕和会の財産です。 2017年(平成29年)4月には、公益性の高い社会医療法人の認可を受け現在に至り、おかげさまで、昨年2023年10月2日に開業37年目を迎えました。 耕和会として、医療・介護・福祉のさらなる発展、充実を目指しております中で、10月10日、初代理事長の突然の旅立ちがございました。これまでご縁を頂きました皆様からの、あたたかいお励ましとお支えにより、耕和会は前進しております。
昨今、医療の専門化、細分化が急速に進んでおりますが、同時に開業当初から目指して参りました総合医療(外来・入院、救急医療、地域医療)の重要性もますます高まっています。少子高齢化、医療・介護・福祉制度の改正、社会情勢の変化にともなう厳しい課題が山積しています。 地域の利用者のみなさまにとりまして、気軽に相談でき頼りにしていただける存在であり続けられるよう、耕和会は、これからも地域の先生方、医療・介護・福祉機関との連携強化を深めてまいります。
“すべてを患者様のために、すべてを利用者のみなさまのために”という理念のもと、良質な地域医療と福祉の提供、堅実経営を実践し、先の世代に繋がる“みらい”に向かって、地域の皆様に必要とされる強固な組織を目指して、発展してまいる所存です。
今日のいのちは今日のもの。
今日いただいたいのち、ご縁に感謝して、真心をこめて努めてまいりたいと思います。
ご指導、ご尽力を賜れますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
迫田病院 病院長 佐々木 誠一(ささき せいいち)
略歴
平成10年 慶応義塾大学医学部 卒業
平成14年 慶應義塾大学医学部 腎臓・内分泌・代謝内科学教室入局
平成18年 平塚市民病院 内科医長
平成24年 横浜市立市民病院 糖尿病リウマチ内科医長
平成25年 迫田病院 入職
令和4年6月 迫田病院 病院長
専門分野
糖尿病・甲状腺疾患・内分泌代謝疾患・生活習慣病・一般内科
所属学会・専門医
■日本内科学会 認定医、総合内科専門医
■日本糖尿病学会 専門医・指導医
■日本内分泌学会 専門医
■日本医師会 認定産業医
■日本甲状腺学会 専門医
令和4年6月、病院長に就任いたしました。これまで9年間、迫田病院の内科医師として診療を行ってまいりましたが、診療の際には以下のようなことを意識してきました。
- 1.おからだのことや不安なことなど、患者さまやご家族の訴えにできるだけ速やかに対応すること。
- 2.患者さまに対する説明だけでなく、ご家族に説明、対話をしっかりすること。
- 3.患者さまの病状や状況に応じて近隣の医療機関や施設と密に連携すること。
また、一人の患者さまの診療を行うには医師だけではなく、看護、介護、栄養、リハビリテーション、薬剤、放射線、検査、事務、など多くのスタッフの力を結集する必要があります。これまで培った迫田病院のチームワークを一層高めていきたいと考えています。これらのことを常に意識し、今後も迫田病院が地域になくてはならない病院であり続けられるよう、また、迫田病院を受診あるいは入院する患者さまやご家族のかたに“迫田病院を受診してよかった” “迫田病院に入院してよかった” と思っていただけるような病院であるように努力してまいります。
今後とも何卒宜しくお願い致します。
沿革
昭和62年10月 | 迫田病院 開設 |
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昭和62年10月 | 保険医療機関指定・労災指定・生活保護法指定 |
昭和62年12月 | 救急医療機関指定 |
昭和63年2月 | 基準給食・基準寝具指定 |
平成元年7月 | 特1類基準看護承認 |
平成元年7月 | リハビリ施設指定 |
平成元年12月 | 訪問看護(訪問診察・訪問リハ)実施 |
平成2年7月 | 院内託児所 開設 |
平成3年4月 | 特2類基準看護承認 |
平成3年11月 | 医療法人認可 |
平成5年6月 | 増築 |
平成6年5月 | 調剤分離(外来) |
平成6年10月 | 新看護体制3:1 看護補助6:1 |
平成8年7月 | 週40時間制導入 |
平成8年9月 | 夜間勤務等看護加算 |
平成10年4月 | デイケアセンター春風開設 |
平成10年4月 | 病院の訪問看護から訪問看護ステーション事業へ移行 |
平成12年4月 | デイケアセンター春風を介護保険事業へ(通所リハビリテーション)(平成24年9月末休止) |
平成12年4月 | 基準看護廃止 → 入院基本料Ⅱ群-3(3:1看護配置)(6:1看護補助配置) |
平成16年4月 | 変更 病床数108床 |
平成17年8月 | 財団法人日本医療機能評価機構の認定を受ける(8/22付) |
平成18年5月 | 入院基本料Ⅱ群-3を変更 → 新看護体制 |
平成18年9月 | 一般病棟入院基本料 (2F)13:1 障害者施設等入院基本料 (3F)13:1 一般病棟入院基本料 (2F)10:1 障害者施設等入院基本料 (3F)10:1 |
平成19年5月 | 脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)施設基準 |
平成22年4月 | 脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅱ)施設基準へ |
平成23年4月 | 特定医療法人認可 |
平成24年4月 | 変更 病床数104床 |
平成24年5月 | 看護体制 障害者施設等入院基本料(3F)10:1 |
平成29年4月 | 社会医療法人認可 |
平成30年7月 | 変更 病床数103床 3階病棟9床を地域包括ケア入院医療管理料3へ変更 |
平成30年10月 | 地域包括ケア入院医療管理料3を1へ変更 |
令和元年8月 | 地域包括ケア入院医療管理料1 3階病棟9床を2階病棟15床へ変更 |
令和2年10月 | 地域包括ケア入院医療管理料1 2階病棟15床を2階病棟18床へ変更 変更 病床数102床 急性期病床 31床(2F) 地域包括病床 18床(2F)障害者病床 53床(3F) |
病院情報
名称 | 社会医療法人耕和会 迫田病院 |
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所在地 | 〒880-0917 宮崎市城ケ崎3丁目2番地1号 |
病院種別 | 一般病院 2次救急告示病院 |
許可病床数 | 102床 急性期病床 31床(2F) 地域包括ケア病床 18床(2F)障害者病床 53床(3F) (障害者病床 対象疾患) |
施設の概要 | 敷地面積(3810.60㎡) 延床面積(3818.94㎡) |
開設者 | 迫田 耕一朗 |
管理者 | 佐々木 誠一 |
診療科目 | 外科・消化器外科・大腸肛門外科 内視鏡外科・胃腸外科・血管外科 内科・糖尿病内科・腎臓内科 内分泌代謝内科・消化器内科・呼吸器内科・循環器内科 血管内科・神経内科・放射線科 リハビリテーション科 |
許可・認定 | ・社会医療法人認可 ・2次救急告示病院 ・結核予防指定医療機関 ・労災保険指定医療機関 ・指定医療機関 ・労災保険二次健診等給付医療機関指定 ・臨床研修協力施設 ・保険医療機関指定 ・生活保護法に基づく医療機関指定 ・みやざきオレンジドクター ・日本甲状腺学会認定専門医施設 ・日本高血圧学会認定専門医施設 ・指定自立支援医療機関(精神通院医療) ・難病指定医療機関 ・指定小児慢性特定疾病医療機関 ・宮崎市国民健康保険半日ドック指定 ・宮崎市郡医師会救護患者収容施設 ・宮崎市CKD連携システム登録医療機関 ・日本外科学会外科専門医制度関連施設 ・National Clinical Database施設 |
従業員数(単独) | 203名(令和4年6月1日現在) |
施設基準 | ・機能強化加算 ・オンライン診療料 ・急性期一般入院料5 ・障害者施設等入院基本料 10対1 ・地域包括ケア入院医療管理料1 ・診療録管理体制加算1 ・医師事務作業補助体制加算2(75対1) ・救急医療管理加算 ・特殊疾患入院施設管理加算 ・入院時食事療養(Ⅰ) ・医療安全対策加算2 ・感染防止対策加算2 ・急性期看護補助体制加算 25対1 看護補助5割以上 ・看護職員夜間配置加算16対1 配置加算1 ・データ提出加算1(200床未満) ・入退院支援加算 ・せん妄ハイリスク患者ケア加算 ・認知症ケア加算3 ・呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ) ・運動器リハビリテーション料(Ⅰ) ・脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ) ・がん患者リハビリテーション料 ・在宅療養支援病院 ・薬剤管理指導料 ・在宅時医学総合管理料及び施設入居時等医学総合管理料 ・医科点数表第2章第10部手術の通則5及び6に掲げる手術 ・ペースメーカー移植術及び交換術 ・医科点数表第2章第10部手術の通則の16に掲げる手術 ・胃瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)等 ・人工肛門・人工膀胱造設術前処置加算 ・胃瘻造設時嚥下機能評価加算 ・ニコチン依存症管理料 ・開放型病院共同指導料 ・検体検査管理加算Ⅰ ・CT撮影及びMRI撮影 ・がん性疼痛緩和指導管理料 ・地域連携診療計画加算 ・酸素単価 |