【栄養課】当院認可保育園の離乳食について

【2023年11月29日】

11月も終わりに近づき、日増しに寒さを感じる季節になってきました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

当院には事業所内保育園(ほほえみ保育園)があり、0~3歳までの園児が10名程登園しています。
保育園の食事は病院の栄養課で献立を考え提供しています。今回はその中でも1歳未満の子ども達が食べている離乳食についてご紹介します。

 

保育園で提供する離乳食は、毎日栄養士が調理しています。
まず、調理師が昆布、かつお節で1番だしを取り、栄養士が野菜3種類と肉・魚などを軟らかくなるまで煮ます。
その後各々の子どもさんに応じ、個別対応にて提供していきます。

 

                       

 

0歳児の子どもは、同じ月齢であっても個人差が大きく、離乳食の進み具合も異なります。
そのため、入園前の問診として食材一覧表をお渡しし、ご家族の方に記入して頂きます。その上でご家庭での離乳食の進み具合について、保育士の先生に確認してもらうように依頼しています。この様に情報を共有することで、それぞれの離乳食の進捗に配慮した食事提供を行うことができます。
具体的には、ご家庭で食べたことがある食材を使用し、おかずの大きさも、5㎜、1cmと細かく決め、対応します。
その後は、成長に合わせたものを、月1回の給食委員会で話し合い、随時変更を行っていきます。

 

              

               

               

 

私は今年の7月に迫田病院に入職し、息子(当時11ヶ月)も同時期にほほえみ保育園へ入園しました。
息子は同じ月齢の子と比較すると離乳食の進みも遅く、家でもあまり食べてくれず、不安を抱えていました。しかし、保育士の先生方からのきめ細かな聞き取りを経て、息子の成長に合わせた離乳食を提供して頂き、とても安心しました。
私自身不安を取り除いてもらえたからこそ、同じ様な不安を抱えているご家族の方に少しでも安心して頂けるよう、安心安全な食事提供はもちろん、「食べる楽しみ」への手助けをしていきたいです。

 

栄養管理課 石ケ野 保奈美