土用の丑の日

【2017年07月31日】

毎日30℃越えの暑さが続いている宮崎市です。
ここ数年は年を追うごとに暑さが増しているように感じます。
 
皆さん、全身のだるさや疲労感、食欲不振などの夏バテ症状は出ていませんか?
これらの症状に効果がある食材として、日本人は江戸時代の頃より「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣があります。
 
うなぎは元気の源であるタンパク質が多く含まれ、疲労回復に欠かせないビタミンB群(B1・B2)や
体の免疫力を高め眼精疲労に効果があるビタミンAも豊富な食べ物です。
さらに、強力な抗酸化作用で老化防止効果や血管の健康を保ち、血流促進作用で美肌力アップ、
冷え・肩こり改善などのアンチエイジング効果があるビタミンEもたくさん含まれています。
 
さて、今年の「土用の丑の日」は7月25日(火)と8月6日(日)の2回。
病院では、7月25日の丑の日に合わせ、昼食に「うなぎの蒲焼」の提供をしました。

今年のうなぎは宮崎産8,800円/kgで入荷。
身もふっくらとしており、患者様も喜ばれていらっしゃいました。
 
今年の担当は26歳の調理師さん。
前日のうちに魚屋さんから納品されたうなぎの頭と骨でタレを仕込みます。

当日納品されたうなぎの白焼きをスチームコンベクションオーブンで調理しますが、
仕上げまでにタレをハケで3回丁寧に重ね塗りし、味を染み込ませます。

美しく「照り」を出すために食器へ盛付けた後にも最後までハケで塗っていきました。

ソフト食を召し上がる患者様にもこだわりのタレを塗って提供できていました。

夏の暑さに負けないように…少しでも患者様に元気になって頂けるように…との想いで
今年も安心で美味しいうなぎの提供が出来ました。

 

ラウンド時、患者様からは「病院でうなぎが食べれるとは思わなかった。味もおいしかったよ。」とのお言葉を頂き、私達も嬉しく思いました。
これからの酷暑で食も細くなりがちですが栄養はしっかりとって、みなさん元気に夏を乗り切ってくださいね。

 

うなぎ