寒い冬の時期には要注意!ヒートショックを防ごう!
【2017年12月21日】
みなさん、こんにちは。この度、スタッフブログを開始しました!!
当院で開催している勉強会の様子や、病気や検査についてのお話、ちょっとした豆知識など…。
様々な情報を発信していきたいと思います!よろしくお願いいたします(*^_^*)
さて、突然ですがみなさん、「ヒートショック」という言葉を知っていますか?
南国と呼ばれる宮崎ですが、ここ数日、底冷えするような寒~い日が続いていますね。
そんなときに気を付けたいのが、この「ヒートショック」なんです。
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋へ移動した際などに、急激な温度の変化がからだに与えるショックのことです。
ヒートショックがおこると失神したり、ひどい場合には心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こします。
特に入浴時に注意が必要で、気温が低い冬には入浴中の死亡者数が急増します。
死亡者の多くは高齢者であり、ヒートショックが主な原因であると考えられています。
ヒートショックはからだの弱い高齢者に多くみられる症状ですが、その他にも糖尿病や高血圧等の成人病の持病がある人、メタボリック症候群やその予備軍の人も急激な血圧の変化でヒートショックになってしまう危険がありますので注意が必要です!
●お風呂でのヒートショック予防策
・脱衣所を暖房で温める
・入浴の5分ほど前から湯船のフタを開けておく
・シャワーでお湯をはる
・お湯の温度は41℃以下に
・食事の直後や飲酒時の入浴を控える
・入浴の前後にはコップ1杯ほどの水分補給をする
ヒートショックはちょっとした工夫で防ぐことができます。
お年寄りや高血圧などの病気を持っているご家族と同居している人は、「お湯加減はどう?」など入浴中に定期的に声掛けをすると良いですね。
寒い冬はゆっくり湯船につかって、心も体も温まりましょう(^^)